もうそんな

友達が３１歳になっているとき、特に何も思わなかった。まだまだじゃん。まあ結婚してない人もたくさんいるし、人生いろいろあるじゃんと。

自分が３０歳になって、こうして、受からなかったらどうしようと不安な仲看護学校の受験をしているととてつもなく虚しいものに思えてしまう。

当たり前のように実家にいすわるモンスターのように思える。お父さんお母さんごめんなさい。

今日母が遠い親戚の子にあったそうだ。当時高校生だつた子が、今は地元の工場につとめて、婿養子に入り、奥さんは看護婦さんだそうだ。私よりも、一回りも若い彼らは同じ土地で、私よりももう早く家庭を築いて、子供までできて、おそらく、家も買ってるんだろう。

私は彼らの１０年後に、貯金はたいて看護学生になろうとしている。そして、これから独身になり、出会えるかわからない恋に、バツイチで奔走するのだ。

考えると落ち込んできたので考えないようにして、youtubeを聞きながら、勉強をしていた。あるアナがかわいくて、自動で流しっぱなしにしていたら、いつの間にか、最高齢２７歳くらいまでが粋の女子アナ同士のきわどい突っ込みあいの、カバンを見せ合う番組だった。

はじめは楽しんでみていたけどなんだかむなしくなった。だって私はもう２７歳はとうに過ぎて、３１歳なんだ。３１歳で、世の中の苦しいもみて、またゼロからやりなおすんだ。これで受からなかったらどうなるんだろう。考えれば考えるほど、落ち込んできた。

早く試験終わらせて、美容院いって髪の毛明るくしたい。試験終わったら、ジムいくんだ。バイトして好きなものかうぞー。あと２週間の辛抱だから。うかるといいな。